育さぽライター
Jun 26, 2025
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「私、子育てに向いてないのかもしれない。」
そんな言葉がふと頭に浮かぶ日、ありますよね。
泣き止まない赤ちゃん、言うことを聞かない幼児、育児と仕事と家事のバランス。毎日やることに追われて、余裕なんてどこにもない。イライラして怒鳴ってしまったあと、自己嫌悪で胸がいっぱいになる。
そして夜、寝顔を見て「なんであんな言い方しちゃったんだろう」って、ひとり反省会。
そんな時、「自分は子育てに向いていないのでは?」という思いが心を重たくします。
子育てがうまくいっている人って、どんな人でしょうか?
いつも笑顔で、怒らず、子どもの話を丁寧に聞いて、手作りごはんを用意して、家もきれいで、SNSに幸せそうな写真をアップして――。そんな“理想の母親像”が、知らず知らずのうちに自分を苦しめていませんか?
でも、その理想は本当に「普通」なのでしょうか。
子どもは千差万別、親も十人十色。完璧にできなくて当たり前、むしろできないのが普通です。
子育てに向いてないと感じる理由の多くは、「思い通りにいかないこと」によるストレスから来ています。
・何度言っても片付けない
・好き嫌いばかりで食事が進まない
・すぐ泣く、すぐ怒る
・夜泣きが続いて眠れない
・パートナーが手伝ってくれない
・自由な時間がない、自分がわからなくなってきた
どれも「うまくやろう」「ちゃんと育てたい」という思いがあるからこそ、ぶつかる壁。
つまり、「私って向いてないのかも」と悩むあなたは、本気で向き合っているからこそつらくなる。
それは“向いていない”証拠ではなく、真面目で頑張り屋で、愛情深い証拠です。
気持ちが沈む日は、無理に気合を入れ直さなくていいんです。
いちばん大切なのは、自分を責めすぎないこと。
いくつか試してほしい過ごし方があります。
一日だけ、家事も育児も最低限にしてみましょう。
冷凍パスタでごはんを済ませてもいい、テレビを長めに見せてもいい。
「今日だけ、がんばらない」と決めることで、心に余白ができます。
インスタでキラキラした子育てを見て、しんどくなることってありませんか?
SNSは「よく見える部分」だけ切り取られた世界。比較せず、スマホをそっと置いて、自分のリズムを取り戻す時間を作ってください。
言葉にするだけで、心の整理がつくことがあります。
ママ友でなくても、パートナー、家族、SNSの匿名アカウント、カウンセラーなど、気軽に話せる相手が一人でもいれば、心の圧はかなり下がります。
子どもにとって大切なのは、完璧な親ではなく、安心できる人。
怒ったり、泣いたり、間違ったりしても、最後に「ごめんね」「大好きだよ」と伝えることで、ちゃんと愛情は伝わっています。
うまくいかない日があっても、子どもはちゃんとあなたに寄り添って育っています。
「子育てがつらい」「楽しくない」「やめたい」と思うのは悪いことじゃありません。
人には向き不向きがあるし、支えが必要な時もあります。
でも、あなたの“今”をちゃんと見て、「それでもやってる自分」を認めてあげてください。
泣いても、怒っても、疲れても、毎日を生きているあなたは、立派に“子育てをしている人”です。
向いてないかも…と思ったその日は、自分を労わる日。
無理しなくていい。
休んでいい。
泣いてもいい。
きっと明日は、少しだけ心が軽くなっています。
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4歳と0歳の育児に奮闘中の2児の親です。
育児の大変さと喜びを日々実感しながら、夫婦で協力し合って子育てに取り組んでいます。
あなたの家庭にちょっとした気づきや、明日からできる行動のヒントになれば嬉しいです。育児は大変。でも、2人で乗り越えれば、笑顔でいられる時間が必ず増えていきますよ。
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